ブルートゥース・マウスの解説。
ブルートゥースを上手に利用すると大変便利です。商品の紹介をしています。

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ブルートゥース・マウスの解説

ブルートゥース・マウスの解説をしています。

ブルートゥースとは、英語表記で「Bluetooth」です。直訳すると、「青歯」(俗称)です。パソコンにおける近距離無線通信の規格です。

ブルートゥースは Windows XP以降、
Macは OS X 10.2.8以降から、OS標準でBluetoothに対応しています。

又、携帯電話、PHS、スマートフォン、PDAなど幅広く利用できます。

ブルートゥース利用のメリット

  1. 他の機器(Bluetooth)と同時利用できます
    例えばキーボード、イヤホン、プリンターなど。
  2. ケーブルがないためスッキリしている
    パソコンは周辺機器の取り付けが可能なのでどうしてもケーブルが多くなりがちです。
  3. 外出先で利用の時、余計な機材(ケーブル)の持ち運びがいらない
こんなマウスもあります。
自分用に設定できるブルートゥース・マウスです。
マウスボタンを好みの操作*に設定ができます。
こちらのモデル(M-BT5BLSV)です。
好みの操作*とは
・ボタン、チルトへの機能を割り当てることが可能です。
・設定した割り当て機能をプロファイル毎に保存でき、それぞれのプロファイルを利用するプログラムに割り当てることができます。
フライングスクロールを使うと、スクロールを自動で行う。
・マウスの動きに対して機能を割り当てることができます。マウスの上下左右の動きの組み合わせでジェスチャを構成します。

【用語解説】
チルトとは横スクロールですね。使用は少ないかもしれませんが、HTMLのソースを閲覧する時は必須ですね。
フライングスクロールとは、指先でホイールを勢いよく回転させると、その慣性で一定時間スクロールが続くことですね。長い文章の時は有効です。
マウスジェスチャとは、マウス操作だけで、色々なコマンドを実行できるようにすることですね。例として、Web閲覧中にひとつ前のページに移動する際、メニューバーやツールバー上にマウスカーソルを動かさなくても、マウスの右ボタンを押しながらマウスを左に動かすだけでよいため、操作を簡略化でき便利です。慣れると病みつきに!

 

現在のマウスの種類は以下のようになっています。

名 称 概   要
ブルートゥース・マウス PC本体とかUSBアダプター (ブルートゥース機能を利用) とマウスが電波で通信するマウス
(当ページで紹介しているマウス)
ボールマウス マウスの裏面のボールが回転するのを読み取って移動を検出するマウス
トラックボールマウス 上部のボールを指で転がし、画面上の対応する絵記号(カーソル)を動かすことにより、コンピュータの操作を行なうマウス
光学式マウス 底面に発光器と受光器を備え、移動の量・方向・速度を光学的に読み取るマウス
レーザーマウス 光学式マウスに使われている赤色LEDより波長の短いレーザー光により、赤色LEDの光では識別できない所でも読み取れるマウス
ブルートラックマウス レーザーに比べて 4 倍の太い青色LEDを採用し、光学式やレーザーよりも正確に読み取りが可能
ワイヤレスマウス PC本体と受信機(レシーバ)をケーブルで接続し、受信機とマウスが電波や赤外線で通信するマウス

 

ブルートゥース・マウス

ブルートゥース・マウスを紹介します。
Bluetoothのバージョンは 2.0、3.0が中心です。電波の強度と距離はClass 2がほとんどです。プロファイルはHIDプロファイルですね。
マウス操作で便利な操作が設定できる機種もいくつかあります。例として、チルト、フライングスクロール、ジェスチャですね。上手く活用すると便利です。

 

モ デ ル 仕  様 特  長
-凡例です-
モデル名
モデルの写真
メーカ名
Bluetoothのバージョン
プロファイル名
クラス
対応OS
サイズ
*:未確認です
ボタンの数
読み取りタイプ
・特長1
・特長2
・特長3
マウスのカラー
カスタマーレビュー
69R-00012
マイクロソフト
Bluetooth 2.0
*
Class 2
Win 7/Vista/XP SP2 以上、Mac OS X 10.2 - 10.5.x
サイズ(縦 x 横 x 高さ) 約 91 × 56 × 36 mm
4ボタン
レーザー
・ソフトウェアのインストールが不要、パソコンに接続するだけで利用OK。
カラー:マイカ ブラック、パール ホワイト
カスタマーレビュー
BSMBB08
BUFFALO
Bluetooth 3.0
HIDプロファイル
Class 2
Win 7/Vista/XP SP2 以上、Mac OS X 10.4 -
サイズ:W57×D105×H37mm
*
BlueLED
・ガラステーブル、透明シートの上でも使える
・USBレシーバ(アダプター)を接続OK
カラー:シルバー、ブラック、ホワイト
カスタマーレビュー
M-BL3BB
ELECOM
Bluetooth 3.0、2.1+EDR、2.1、2.0+EDR、2.0
HIDプロファイル
Class 2
Win 7/Vista/XP SP3 以上、Mac OS X 10.5 〜、PS3
サイズ:幅52.3×奥行74.3×高さ33.4mm
3ボタン
BlueLED
・コンパクトボディでモバイルに最適
・Bluetooth アダプタを接続OK
カラー:ブラック、ブルー、レッド、ホワイト
カスタマーレビュー
BSMLB06N
BUFFALO
Bluetooth 3.0+EDR
HIDプロファイル
class 2
Win 7/Vista/XP/2000、Mac OS X 10.4 〜
サイズ:W40×D75×H29mm
3ボタン
レーザー
・超小型nanoサイズ
・ネットブック/UMPCに最適
カラー:グリーン、ブラック、ブルー、ピンク、ホワイト、シルバー
カスタマーレビュー
M555b
LOGICOOL
*
*
class 2
Win 7/Vista/XP SP2 以上、Mac OS X 10.4 〜
サイズ :(幅×奥行×高さ)mm : 58.0 x 99.4 x 34
5ボタン
レーザー
・高速スクロール機能
・水平スクロール :有
カラー : ガンメタリック
カスタマーレビュー

 

 

モ デ ル 仕  様 特  長
BSHSBD04BK
BUFFALO
Bluetooth 3.0+EDR
(対応プロファイル)
A2DP、AVRCP、DI、DUN、FAX、FTP、GAP、GAVDP、GOEP、HCRP、HSP、HFP、HID、OPP、PAN、PBAP、SDAP、SPP、SYNC、BIP、BPP
Class 2
Win 7/Vista/XP (SP3以降) Mac OS 10.4.7〜
サイズ: W19×D14.8×H7.3mm
Bluetooth用USBアダプタ
超小型設計
Bluetooth未搭載パソコン用
ヘッドセットやマウス、スピーカーを同時に無線通信OK。
Bluetooth 3.0 と 2.1に接続する場合 ペアリング時にPINコードの入力が不要。
カスタマーレビュー
VGP-BMS20/B
SONY
bluetooth 2.0
*
*
Win 7/Vista/XP SP2 以降
サイズ:幅53.0×高さ31.0×奥行112.4mm
2ボタン
レーザー
・持ち運びがしやすい
・安定して操作できる形状
カラー:ブラック、ピンク、ホワイトなど10色
カスタマーレビュー
BT-MS01-BK
PLANEX
Bluetooth 2.0
HIDプロファイル
Class 2
*
サイズ:約53(W)×32.5(H) ×89.5(D)mm
3ボタン
光学式
・コンパクトな光学式マウス
・Bluetooth対応USBアダプタを使用OK。
カラー:ブラック、ピンク、ホワイトなど全8色
カスタマーレビュー
MA-BTH20R
SANWA
Bluetooth 3.0
Class 2
HIDプロファイル
Win 7/Vista/XP(SP2)/2000及びMac OS X 10.2以降
サイズ:W68×D104.5×H42mm
5ボタン
ブルーLEDセンサー
・用途に合わせてカーソルスピードを1600カウント、1000カウントに切り替えることが出来ます。
・サイドにも2ボタンを搭載しており、Webブラウザで「進む・戻る」の操作がスピーディに行えます。
・ホイールボタンを搭載しており、画面スクロールが可能で、インターネットやエクセルの操作が快適に行えます。
カラー:レッド、ブラック、ホワイト
*
41U5008
レノボ
Bluetooth 2.0
*
*
Win Vista/XP
サイズ:55.8 mmX32.2 mmX95.7 mm
3ボタン
レーザー
・ディスクトップ及びノートブックPCで使用可
・左利き、右利き両対応
・4方向スクロール対応のチルトホイール
カラー:ブラック
カスタマーレビュー

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ブルートゥース・マウスの関連情報

ブルートゥースのしくみ

ここではブルートゥースのしくみバージョンプロファイルドライバークラスペアリングについて解説をしています。
ブルートゥースの機器を使用するためには、ペアリングという作業が必要です。作業自体は非常にカンタンで手順書(ほとんどの機器に添付)に沿って作業をしていくことになります。初回に一度だけ行えばよく、直ぐ終わります。



ブルートゥースのバージョン


ブルートゥースが開発されて10年強が経過しました。その間バージョンのアップが何度かありました。その経過と速度を大まかに表示しました。(ブルートゥースのバージョン情報と通信速度は次の通りです)
バージョン 通信速度/下り 通信速度/上り
4.x
3.x+HS
調査中 調査中
3.x+EDR 2178.1kbps 177.1kbps
3.x 723.2kbps り57.6kbps
2.x+EDR 2178.1kbps 177.1kbps
2.x 723.2kbps 57.6kbps
1.x 723.2kbps 57.6kbps



ブルートゥースのプロファイル


ブルートゥースは機器同士で通信を行います。このとき機器の種類ごとにプロトコルがあります。このプロトコルをプロファイルとして標準化しています。通信を行う機器同士がこのプロファイルを介します。したがって同じプロファイルを持っている機器同士が通信でき、利用できます。

代表的なプロファイルを紹介しますと
  • PAN
    小規模ネットワークを実現するためのプロファイル
  • A2DP
    音声をレシーバー付きヘッドフォン(またはイヤホン)に伝送するためのプロファイル
    HSP/HFPと異なり、ステレオ音声・高音質となる
  • AVRCP
    AV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイル
  • PBAP
    電話帳のデータを転送するためのプロファイル
  • OBEX
    オブジェクト交換 (OPP、BIP、FTP、SYNC) で用いる認証方式の一つ
  • ICP
    同一ネットワーク内にあるBluetooth搭載携帯電話同士を公衆電話網を介さずに直接、接続させるためのプロファイル
  • HDP
    健康管理機器同士を接続するためのプロファイル
  • BIP
    静止画像を転送するためのプロファイル
  • GAP
    機器の接続/認証/暗号化を行うためのプロファイル
  • SDAP
    他のBluetooth機器が提供する機能を調べるためのプロファイル
  • SPP
    Bluetooth機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイル
  • DUN
    携帯電話・PHSを介してインターネットにダイヤルアップ接続するためのプロファイル
  • FTP
    パソコン同士でデータ転送を行うためのプロファイル。ファイル転送プロトコルのFTPとは関係ありません
  • HID
    マウスやキーボードなどの入力装置を無線化するためのプロファイル
  • HCRP
    プリンタへの出力を無線化するためのプロファイル
  • BPP
    プリンタへ転送・印刷するためのプロファイル
  • OPP
    名刺データの交換などを行うためのプロファイル
  • LAP
    Bluetoothを利用して無線LANを構築するためのプロファイル
  • HSP
    Bluetooth搭載ヘッドセットと通信するためのプロファイル。モノラル音声の受信だけではなく、マイクで双方向通信する
  • HFP
    車内やヘッドセットでハンズフリー通話を実現するためのプロファイル。HSPの機能に加え、通信の発信・着信機能を持つ
などです。

ブルートゥース機器を購入すると、プロファイル設定の解説書が付いています。ご安心ください。

 



ブルートゥースのドライバー


Windows は基本的にBluetoothドライバーは組込済です。又、Macも OSX 10.2以降ドライバーは組込済です。ご安心ください。
Linuxも組込済です。
ドライバーが組み込まれていないパソコンとか機器の場合は、Bluetoothドライバーをインストールすることにより、Bluetoothのハードウエアを利用することができます。
Windowsとブルートゥースバージョンについて
基本ソフト ブルートゥースのバージョン
Win 7
Win Vista(SP2以降)
Bluetooth 2.1+EDR
Bluetooth 2.0+EDR
Bluetooth 2.0
Bluetooth 1.1
Win Vista Bluetooth 2.0+EDR
Bluetooth 2.0
Bluetooth 1.1
Win XP(SP2以降) Bluetooth 2.0+EDR
Bluetooth 2.0
Bluetooth 1.1



ブルートゥースのクラス (Class)


Bluetoothにはクラスという考え方があり、電波の強度と届く距離(電波出力)を次のように3つ定義しています。それは以下のようになっています。
クラス 電波の届く距離 電波の強度(電波出力)
Class 1 100m 100mW
Class 2 10m 2.5mW
Class 3 1m 1mW



ブルートゥースのペアリング


上でも話をしたように、ブルートゥースの機器を利用するためには初回だけですが、ペアリング (組合せ) が必要です。カンタンな作業でペアリングは完了します。ほとんどの機器には解説書が貼付されています。安心してください。一般的な機器の設定手順は以下のようになります。
  1. 片方の機器を「探索」可能な状態にする
  2. 片方の機器から「探索」をおこなう
  3. 探索可能な機器の一覧が表示されるので、接続する機器を選択する
  4. 探索する方とされる方に同じパスキー (PINといいます、認証鍵のこと) を入力して設定する
以上が接続の大まかな手順です。個々の機器は取扱説明書などに手順書に書かれています。それを参照してください。

パスキーは、通常4〜16桁程度の任意の数字で指定となります。短いパスキーでは通信を傍受・解読されるリスクがあるので、ある程度長いほうがベストです。パスキーを入力できないタイプ(マウス、ヘッドセットなど)では、パスキーが固定値、もしくは入力が不要な場合があります。こうした機器の場合、通常デフォルトでは「0000」「9999」などの単純な羅列となっているケースがほとんどです。パスキーの設定が終われば、ペアリングが完了となります。一度ペアリングを行った機器間では、次からは自動的あるいは半自動的に接続が確立され、パスキーの入力は不要です。

 

  

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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無線LANルータ・Wi-Fiルータの解説
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