やさしく無線とルータの解説をしています。インターネットの初心者向サイトです。

パソコンとインターネットの仕組みを分かりやすく解説しています。
 


  無線LANと有線LAN

ここでは無線LAN有線LANの違いについて
それと同時に、無線LANでは何をどのように設定すればよいのかも書いてみます。


無線LAN有線LANについては知っているとは思いますが、あらためて整理してみましょう。



一般的なLAN】の接続例
ごくありふれたLANの形です。
   図では無線LANと有線LANが混在した形になっています。


家庭内でインターネットを利用する場合、有線で利用するか、無線で利用するかによって使用機器も違うし、設定も違ってきます。

無線LAN有線LAN」の違い
かんたんな方から説明すると
有線LAN」はLANケーブルをパソコンに接続すればインターネットにつながります。(WIN XP/VISTAの場合)-ブロードバンドルータにインターネットの値が設定済の場合-


無線LAN」になるとチョット面倒です。
特にビギナーにとっては難しく感じるかもしれません。ここでは無線接続を行うとき、知っておいたほうがよいと思われることを記述します。


無線LAN」の場合は
無線の設定(親機と子機間で無線で通信する)とセキュリティの設定が欠かせません。大変重要です。

でも安心してください。当サイトで紹介している、NEC製のATERM とバッファロー製の AIR STATIONそれにCOREGAの無線LAN機器は「カンタン 接続」(メーカーにより表現が異なる)機能があり簡単に設定ができます。

 

 

(1)無線設定(親機と子機)
これは周波数とか速度の設定です。
IEEE802.11a/EEE802.11b/EEE802.11g/EEE802.11nといって無線の(速度と周波数)規格があります、この設定を行います。
更に詳しくはIEEE802(無線の規格)です。
安心してください「カンタン 接続」で設定できます。(但し、無線LANの親機と子機がセット商品とか、親機子機とも新しいモデルの場合となります)


(2)次がセキュリティの設定
セキュリティの設定には3つあります。
それはSSIDネットワーク名)の設定、MACアドレスのフィルター設定、セキュリティキーの設定です。
この設定も「カンタン 接続」(メーカーにより表現が異なる)で設定ができます。

 

以上2つの設定をすれば無線LANの設定は完了です。

最後にインターネットの設定をします。
最後にインターネットの接続をするわけですが、プロバイダーから提供されている装置があります。
それにはA)モデムのみ、B)モデム+ブロードバンドルータのセットのいずれかが提供されています。

 

A)モデムのみ
モデムとブロードバンドルータ(別途購入する必要有り)をつなげれば、これでつながると思います。


B)モデム+ブロードバンドルータ
このケースはチョット複雑です。
というのはブロードバンドルータが2台繋がると、ルーターの機能が働き接続できないとか接続が不安定になります。(現実的ではありません)
この場合はどちらかのブロードバンドルータを「ブリッジモード」に設定が必要になります。又、「DHCPを無効」にするとも表現しています。

 

この操作も「カンタン 接続」で設定ができます。
それは、ローカルルータPPPOEブリッジモードの3点です。
プロバイダーから提供されている装置を取扱説明書どおりにつなげると、自動でローカルルータPPPOEブリッジモードの判定を行いインターネット接続ができます。(PPPOEの場合は「アカウント」と「パスワード」を入力することになります。場合によれば「ログインアカウント」とか「ログインパスワード」とも表現しています)

 

上記の方法が煩わしいという方には、別の方法として
無線アクセスポイント(BUFFALO IEEE802.11g 無線LAN AirStation ブリッジモデル WLA2-G54Cを利用するということもできます。これはブリッジ専用タイプなので、設定が簡単で、コストも安くつき賢明な方法かもしれません。(中古が入手できることもあります)
無線LAN AirStation ブリッジモデル WLA2-G54Cの解説はこちら

 

 

★★★
最近販売されているブロードバンドルータはいろんな機能が付加されています。
便利な機能がいくつかあります、ここで2,3紹介します。

マルチSSID
旧型のブロードバンドルータでは「SSID]は一つでした。新しいブロードバンドルータではマルチSSIDとなっています。家庭内でネット利用の場合、父親は仕事の関係上「セキュリティ」を重視したい、子供はゲームをしたい等と言った場合は「SSID]を分けて、利用することができるような機能がついています。便利です。



ハイパワー
旧式の無線LANブロードバンドルータは無線の信号が20〜30メートル程度しか届かなかったのが、最新の無線LANブロードバンドルータでは200〜300メートル(メーカー発表・直線距離)届くのも発売されています。(遠くなれば速度は落ちる)




カスタマーレビュー





WPS機能
親機と子機がWPSWI-FI Protected Setup)に対応していれば自動設定ができます。
WPSとはWI-FI アライアンスが決めた無線LANの接続設定を簡単に行うための規格です。
★★★


注意
セキュリティキーの設定ではWEPTKIPAESのいずれかの設定をすることになりますが、残念ながらWEPキー設定では解読プログラムが出まわり安全性が保障できなくなっています。記事はこちら

家庭内の無線LANに近所の誰かがネットワークに侵入して、タダでインターネットの利用とか、場合によればメール、ファイルなど盗み見されるリスクがあります。

無線LAN親機が最新でも子機側(PC内臓)・他社製子機の無線の規格が旧式だとWEPが割り当てられ、安全性に問題が残ることも予想できます。確認してください。

最新の親機・子機のセットものはそういった心配は少ないです。




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